不登校だった妹について

あんなに小さく手のかかった長女も、来年はランドセルを背負います。

きっと、友達や学校の先生との関係で悩んだり、いろいろな思いをこのランドセルと一緒に背負って学校に通うのだと思うと心からエールを送りたくなります。

 

不登校だった妹について

 

『保育園行きたくない』

たまに6歳の長女が言うと、

『学校行きたくない。虐められてるねん。』と行って何度も家出をしていた3才年下の妹を思い出す。

 

5年生で大阪から奈良へ転校した妹は、学校に馴染めず、1学期だけは登校したが、それから中学を卒業するまでほとんど学校に行かなくなった。

 

今から10年以上前の当時、『不登校の子どもは怠け癖がついている』とういうような感じで理解されなかった。

生真面目で世間体を気にする父は怒りまくり、フルタイムで看護師をしていた母に『お前が働いているからちゃんと娘が育たないんや!』と毎晩のようになじった。

中学生だった私は妹を小学校に連れていく役割だった。

嫌がる妹の手を無理やり掴んで、学校まで時には引きずりながら連れて行ったことを思うと今でも胸が痛む。

 

月に何度も妹は家でをして、時には新幹線に乗って東京まで行くこともあった。

 

一度、警察に保護されたとき、警察官の人が『お母さん、しっかりしてください。』と言われたのを今でも鮮明に覚えている。

母は気丈なフリをしていたが悲しそうにしていた。

そんな妹も今では結婚して、今年可愛い男の子の母親になった。

彼女の横顔は今でもあの時と同じように少し張り詰めているように感じる。

『学校へ行きたくない。虐められてるねん。』と行った彼女の気持ちに寄り添ってあげていたら少しは違ったのかな、と思うこともある。

 

学校へ行かないで将来どうするねん。

そんなんで食べていけると思ってるん?

 

何度も親が言っていたのを聞いたし、私も妹に言っていた。

けど、子供の気持ちを無視してまで大切な子供の将来って何だろう?

 

親が味方をしてあげないと学校へ行きたくない子供は本当にひとりぼっちになる。

 

長い人生、学校へ行かなくても『私には私にしかできないことがある!』と信じて今、自分の好きなことに没頭したり、学校以外の友好関係を広げたりすること良い経験だと思うよ。

 

妹でにできなかった分、自分の娘にそんな風に言ってあげたい。